2013年1月19日土曜日

PocketWiFiとバッファローの無線LANコンバータ WLI-TX4-G を接続する 質問編

コメントに、「PocketWifi「GP01」で、ソニーのネットワークコンポ「NAS-M7HD」のネットワーク機能を利用したい」と質問があったので、まとめてみました。
ここでは、以前ブログで紹介したバッファローの無線LANコンバーター「WLI-TX4-G」を使った設定方法を紹介します。

ネットワーク構成は以下の感じになるだろうと予想。



PocketWifi「GP01」とソニーのネットワークコンポ「NAS-M7HD」は持っていないので、検証してないのですが、イーサネットや無線LAN(IEEE 802.11b/g/nなど)は統一された規格なので、まず大丈夫だと思います。
我が家でもこの方法で有線LANポートしか持っていないNASと液晶テレビをポータブルルーターの配下にぶら下げています。(ちなみに、今使っているのはソフトバンクのウルトラWifi 007Z。)

前置きが長くなりましたが、以下が手順です。

1.WLI-TX4-Gをネットワークに参加させる

(1)GP01のIPアドレスを確認する
まず、WLI-TX4-Gをネットワークに参加させる必要があります。
ルーターのIPアドレスは「192.168.1.1」のパターンが多いのですが、WLI-TX4-Gの出荷状態のIPアドレスは「1.1.1.1」ですので、このままではネットワークに参加できません。

設定を行うに当たり、GP01の管理画面からルーターのIPアドレス、サブネットマスクを確認しておきます。
今回の例では、IPアドレスは「192.168.1.1」、サブネットマスクは「255.255.255.0」で進めます。
出荷時のままの設定であれば、この設定値だと思います。
(2)PCとWLI-TX4-Gを有線LANで接続する
WLI-TX4-Gの管理画面にアクセスするためにPCとWLI-TX4-Gを有線LANで接続します。
また、PCが無線LANに接続している状態であれば、有線LANの接続に変更します。

次に、PCからWLI-TX4-Gへアクセス出来るようにするためにPCのIPアドレスを変更します。
IPアドレス:1.1.1.2
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイとDNSば未入力。

(3)WLI-TX4-Gの管理画面からIPアドレスを変更する
ブラウザから管理画面にアクセスします。
アドレスバーに「1.1.1.1」を入力します。

すると、ベーシック認証の画面が出てくるので、IDとパスワードを入力します。
出荷状態では、IDは「root」、パスワードは入力しないで、OKボタンを押します。

管理画面が表示されます。画面上の「詳細設定」リンクをクリックします。

次の画面では画面左側の「アドレス設定」リンクをクリックします。

画面右側にIPアドレスの変更画面が表示されます。

IPアドレス:192.168.1.205
サブネット:255.255.255.0
ここでホストアドレス(205の部分)を205にしてますが、他の端末と重複しなければなんでもよいです。
設定ボタンを押して、次の画面でも設定画面を押します。
設定完了まで数秒から数十秒 かかります。画面の指示に従います。

次に、変更したIPアドレスのWLI-TX4-Gへアクセスできるか確認します。
ネットワークアドレスが変更されているので、PCのアドレスを変更します。

IPアドレス:192.168.1.206
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイとDNSば未入力。

再度、ブラウザから管理画面にアクセスします。
アドレスバーに先ほど設定した「192.168.1.205」を入力します。

IDとパスワードのダイアログが表示されたら、先ほどと同じIDとパスワードを入力します。
ログインが成功し、管理画面が表示されたら、成功です。
これで、ネットワークへの参加は完了です。

2.GP01とWLI-TX4-Gを無線LANで接続する

(1)SSIDと暗号化設定を行う
続いて、GP01とWLI-TX4-Gを無線LANで接続させる設定を行います。
画面中央辺りの「エアステーション(親機)へ接続する」をクリックします。

SSIDや暗号化方式に関する設定画面が表示されます。
GP01のSSID、セキュリティを設定してください。
SSIDは検索ボタンから検索することもできます。
入力したら、「設定」を押します。

確認画面が表示されるので、更に「設定」をクリックします。

設定完了画面が表示されるので、「設定完了」をクリックします。
設定完了まで数秒から数十秒 かかります。画面の指示に従います。
これで、GP01とWLI-TX4-Gが無線LANで接続されているはずです。

接続出来れば管理画面のTOPの右側に接続状態が表示されます。

(2)WLI-TX4-G~GP01間の疎通確認を行う
更にWLI-TX4-GからGP01へPINGで疎通確認を行います。
詳細設定の画面の右側からPINGテストをクリック。
続いて、宛先アドレスにGP01のIPアドレス「192.168.1.1」を入力して実行を押します。

通信が成功すると、以下のような結果が表示されます。
これで、WLI-TX4-GとGP01が無線で接続されました。


3.PCからWLI-TX4-G疎通テスト。

PCから有線LANを抜きます。
次に、PCとGP01が無線LANで接続された状態にします。

PCからGP01を経由してWLI-TX4-Gへアクセス可能か疎通確認を行います。
再度、ブラウザから管理画面にアクセスします。
アドレスバーにWLI-TX4-GのIPアドレス「192.168.1.205」を入力します。
IDとパスワードのダイアログが表示されたら、先ほどと同じIDとパスワードを入力します。
ログインが成功し、管理画面が表示されたら、成功です。
これで、疎通確認は完了です。

4.WLI-TX4-Gとコンポを有線LANで接続

LANケーブルでWLI-TX4-GとNAS-M7HDを接続すれば、NAS-M7HDがGP01のネットワークに接続できるはずです。
うまくいかなければ、NAS-M7HDのネットワーク設定を確認しましょう。
DHCPをONにしておけば自動的にIPアドレス、サブネットマスク等のネットワーク情報を設定してくれるのでONにします。

あとはNAS-M7HDのネットワーク機能を使ってみて、インターネット等に接続出来るか試してみてください。

LAN端子用メディアコンバータ WLI-TX4-G
バッファロー

無線規格:IEEE802.11b/g

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